東京大学大学院薬学系研究科・薬学部 生理化学教室では、多段階のプロセスにより達成される細胞分裂の分子機構を理解し、新規抗がん剤開発などの創薬応用に発展させることを目指しています。細胞分裂は発生過程や生体の恒常性維持を考える上で重要であり、多様な分子マシナリーの協調的な働きにより駆動されています。特に、中心体の複製や分裂期紡錘体形成を介する染色体分配が適切に行われることは、ゲノム安定性維持に必要です。さらに、中心体は細胞外-細胞内情報伝達を橋渡しする繊毛の基底部としても機能し、様々な細胞応答に深く関与することが知られています。これら素過程の基本原理をタンパク質と非コードRNAの関与を中心に、細胞生物学、生化学、分子生物学、生物物理学、構造生物学、シミュレーションなど幅広い手法を融合することにより解き明かします。
また、当研究室では、生体におけるより広範囲な生理応答を細胞レベルで捉え、in vitroで再構築し、その分子基盤を解明することを目指しています。生命現象は生体を構成する個々の細胞の自発的な細胞機能、そして連続的かつダイナミックな細胞間相互作用をもって達成されます。生体内で起こる様々な生理応答を細胞レベルで再現し、最新の細胞遺伝学的手法により素過程を分子レベルで明らかにし、ここで得られた知見を個体レベルでの理解に還元するアプローチを試みています。
Our laboratory mainly focuses on understanding the mechanisms of cell division, with a particular emphasis on the molecular basis and theoretical model of centrosome duplication. We are also interested in elucidating how divergent molecular machineries, including a protein complex and protein-lncRNA complex, regulate somatic and meiotic cell division. Based on these studies, we then explore a new approach to develop a novel anti-cancer therapy. To this end, we currently use the combination of innovative and multi-disciplinary methods including molecular biology, biochemistry, biophysics, structural biology, genetics, computer simulation and cell biology.
Furthermore, to understand molecular mechanisms and basic principles underlying a wider range of biological phenomena in vivo, we are also trying to establish a forward genetic approach with in vitro reconstitution of human cell-cell communication.
奥田祥太郎さんが 第23回 次世代を担う若手のためのファーマ・バイオフォーラム 2024 にて最優秀発表賞を受賞しました。 NEW
馬渕陽さんが第3回細胞分裂研究会にて優秀発表賞を受賞しました。
伊藤慶さんが細胞生物学会にて若手優秀発表者賞を受賞しました。
畠星治さんが日本生化学会奨励賞を受賞しました。
奥田祥太郎さんが第23回 東京大学生命科学シンポジウム BIO UTにてポスター賞を受賞しました。
学術変革領域Aのホームページが公開されました。詳細はこちら
(口頭発表)新倉竜太さん、(ポスター発表)奥田祥太郎さん、髙木璃桜花さん、山本晶斗さんが日本薬学会第144年会にて学生優秀発表賞を受賞しました。
Nature Communications誌に竹田穣さんの論文が掲載されました。詳細はこちら
伊藤慶さん、鄭千遥さんが令和5年度学位記授与式にて総代として修了生答辞を述べました。
新倉竜太さんが日本薬学会第144年会にて講演ハイライト「医療系-医療薬学 分野」に選定されました。
iScience誌に伊藤慶さんの論文が掲載されました。詳細はこちら
本田俊之介さんが第46回日本分子生物学会年会にてMBSJ2023サイエンスピッチ優秀発表賞を受賞しました。
伊藤慶さんがIIW 博士学生によるポスターセッションにて優秀賞を受賞しました。
竹田穣さんが第1回細胞生物コロキウムにてベストプレゼンター賞を受賞しました。
Communications Biology誌に原田知季さん、畠星治さんの論文が掲載されました。詳細はこちら
竹田穣さんが第96回日本生化学会大会にて若手優秀賞を受賞しました。
萩原環さんが第22回次世代を担う若手のためのファーマ・バイオフォーラム2023にて優秀賞を受賞しました。
伊藤慶さんが第12回生命医薬情報学連合大会にて優秀ポスター賞を受賞しました。
竹田穣さんが第2回細胞分裂研究会にて優秀ポスター賞を受賞しました。
竹田穣さんが第75回日本細胞生物学会大会にて若手優秀発表賞を受賞しました。
BMC Genomics誌に馬渕陽さん、畠星治さんの論文が掲載されました。詳細はこちら
新倉竜太さんが日本薬学会第143年会にて学生優秀発表賞を受賞しました。
Journal of Cell Science誌に小森琢磨さん、畠星治さんの論文が掲載されました。詳細はこちら
竹田穣さんがCSHA Meeting on Cilia & CentrosomeにてOutstanding poster presentationを受賞しました。
実験医学1月号に伊藤慶さん、北川大樹教授の総説が掲載されました。
伊藤慶さんがCSHA Meeting on RNA BiologyにてOutstanding poster presentationを受賞しました。
工風清さん、日高瞳さんが第21回次世代を担う若手のためのファーマ・バイオフォーラム2022にて優秀発表賞を受賞しました。
生物工学会誌に新倉竜太さん、知念拓実さんの総説が掲載されました。詳細はこちら
生化学に竹田穣さん、知念拓実さん、北川大樹教授の総説が掲載されました。詳細はこちら
竹田穣さんが2022 WINGS-LST/SPRING-GX General MeetingにてBest Poster Awardを受賞しました。
Frontiers in Cell and Developmental Biology誌に工風清さんのReviewが掲載されました。詳細はこちら
北川大樹教授が第18回日本学術振興会賞を受賞しました。
伊藤慶さんが第2回GCLSプレゼンコンペティションにて最優秀賞を受賞しました。
松橋恭平さんが第94回日本生化学会大会にて若手優秀賞を受賞しました。
伊藤慶さんが開発した生命科学実験検索・提案システム「LEXAS」が公開されました。
畠星治さんの研究が2021年度JSTさきがけ「高次構造体」の新規課題に採択されました。
伊藤慶さんが第73回日本細胞生物学会大会にて若手優秀発表賞を受賞しました。
実験医学増刊に馬渕陽さん、畠星治さんの総説が掲載されました。詳細はこちら
竹田穣さんが日本薬学会第141年会にて学生優秀発表賞を受賞しました。
Biology Open誌に山本昌平さんの論文が掲載されました。詳細はこちら
Journal of Cell Biology誌に伊藤慶さん、渡辺紘己さんの論文が掲載されました。詳細はこちら
Journal of Cell Biology誌に知念拓実さん、山崎香穂さんの論文が掲載されました。詳細はこちら
伊藤慶さん、竹田穣さん、松橋恭平さんが第20回 東京大学生命科学シンポジウム BIO UT 2020にてポスター優秀賞を受賞しました。
竹田穣さんが第93回日本生化学会大会にて若手優秀賞を受賞しました。
Current Opinion in Structural Biology誌に山本昌平さんのReviewが掲載されました。詳細はこちら
伊藤慶さんが第1回GCLSプレゼンコンペティションにて研究奨励賞を受賞しました。
Journal of Cell Science誌に竹田穣さんの論文が掲載されました。詳細はこちら
生体の科学に松橋恭平さんの総説が掲載されました。詳細はこちら
CELL STRUCTURE AND FUNCTION誌に竹田穣さん、黒木花菜子さんのReviewが掲載されました。詳細はこちら
Molecular & Cellular Oncology誌に橋本佳歩さんのReviewが掲載されました。詳細はこちら
MDPI Non-Coding RNA誌に伊藤慶さんのReviewが掲載されました。詳細はこちら
松橋恭平さんが日本薬学会第140年会にて講演ハイライトに選定されました。
The EMBO Journal誌に知念拓実さんの論文が掲載されました。詳細はこちら
竹田穣さんの総説がファルマシアに掲載されました。
渡辺紘己さんが生化学会の若手優秀発表賞を受賞しました。
伊藤慶さんが生化学会の若手優秀発表賞を受賞しました。
Biology Open誌に高尾大輔さんの論文が掲載されました。詳細はこちら
Journal of cell biology誌に高尾大輔さんの論文が掲載されました。詳細はこちら
Journal of cell science誌に吉場聡子さんの論文が掲載されました。詳細はこちら
渡辺紘己さんが細胞生物学会の若手優秀賞を受賞しました。
渡辺紘己さんが第19回 東京大学生命科学シンポジウム BIO UT 2019にてポスター優秀賞を受賞しました。
Nature communications誌に山本昌平さんの論文が掲載されました。詳細はこちら
Nature communications誌に渡辺紘己さんの論文が掲載されました。詳細はこちら
ホームページをリニューアルしました。
2018年度より当研究室は国立遺伝学研究所から東京大学に移動しました。